人ぞれぞれ、お顔の悩みは違うもの
私が、メイクアップ指導者のお仕事をするきっかけとなった理由のひとつは…まだ若かりし頃、自分のお肌のトラブルを解消するために、お肌の下(素肌)を活性化させるためスキンケアと、肌の表面に乗せるファンデーション選びを追求し続けていった過程の中で、あるメイクスクールに目が止まり勉強する事になったことです。
心を前向きにするメイク!
世の中には、やけどの跡、交通事故などによる傷、生まれつきのアザや手術跡など、様々な原因で外観に悩んでいる方々がたくさんおり、そのような人達のトラブルをカバーする化粧法があります。
また、ガンなどの病気と闘う中で、病気の進行や副作用で顔がやつれてしまった人のためのにもメイク指導も行っています。
その目的は、ただ単に傷を隠すだけでなく、自分の手で、納得のいく外観を作る技術を身につけることで、本人が前向きな気持ちになり、社会の中で元気に生きていってもらうためのものです。
メイクというと、皆さんは「キレイになるためのもの」「おしゃれをするためのもの」というイメージがあると思いますが、このメイクは「キレイ」よりも「元気」が目的。
顔のトラブルが原因で落ち込んだり、社会に出ていく気力が出なかったり、事故にあって突然外観が変わってしまった人の社会復帰を支援するものであり、医療と連携して取り組んできた、QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)を高めるためのメイク。
「おしゃれの為のメイク」や「流行のメイク」ではなく、「元気になる為のメイク」「自分らしく生きる為のメイク」に主眼をおいて、外観に悩みを抱えている人や、心身の不調や病気に苦しんでいる人を、メイクによって支えるものです。
見た目を整えることは同じですが、目的はあくまでも、心を前向きにすること!
医療現場から生まれた、リフトアップテープ!
例えば、ケロイドは皮膚が凸凹していて肌の色調が違うという症状が伴うもので、通常はその上からファンデーションをのせても肌に密着しにくく、うまくのらない場合が多いいです。
また顔面神経麻痺は、筋肉がゆるみ、反対側に引っ張られるため、顔が歪んで見える症状。
これらを解消するために登場するのが、リフトアップテープ。
このテープはエンボス加工を施しているため、貼ってもその上からメイクが出来るので、ケロイドの皮膚の上に塗布するとしっかりカバーできるのです。
また伸縮性のあるテープなので、顔面神経麻痺で左右非対称になったお顔には、下垂しているところを引っ張り上げるようにテープを貼ると、誤差が軽減されます。
このような、医療現場から生まれたリフトアップテープは様々な場面で活躍する救世主となるのです!!
一瞬で、シワ・シミ・たるみが改善!
このテープが一般の方のメイクにどのように使用しているか…。
エイジング世代のお肌の3大悩みは、シワ・しみ・たるみです。
このお悩みを、リフトアップテープで軽減出来るのです。
受講されている生徒さん達からもその変化に大絶賛!
リフトアップテープの特徴は、
1 肌の動きにフィットした、極薄フィルム
2 通気性が良く、長時間貼ってもムレにくい
3 貼っているところが目立たない
4 はがれにくいのに低刺激でお肌に優しい
5 もちろん、上からメイクが出来る
貼る部分は主に、見えにくい耳の前と耳の後ろ。
では、実際に受講いただいた生徒さんをご覧ください。
引き上げたい部分を確認し、
ググッと引っ張りながら貼ります。
白い剥離紙を剥がした状態。
テープはほとんど見えていません!
片側(右側)だけ貼った状態での正面顔。
右ほほの位置がアップし、フェイスラインが更にスッキリ!
両側に貼って出来上がり!
貼る部位によって効果は様々で、皮膚を引っ張り上げながら貼る事により、目尻がアップしたり、毛穴が目立たなくなる。美肌感が増す。ほうれい線が薄くなり、フェイスラインがスッキリとし、小顔になるなどの効果が期待できます!
自分を好きでいること
お顔に大きなトラブルを抱えている方には、患部をしっかりとカバーして、「隠そうと思えここまで隠せる」ということを見せますが、その後は本人が患部を隠すことばかりに神経を集中しないように、顔全体のバランスを重視したメイク方法、つまり傷をカバーするよりも眉毛や目元、唇など、その人のチャームポイントを引き立たせる為のメイク指導をします。
また、一般の方でも、他人には分かりづらいけれども、大きなコンプレックスを抱えて、つらい思いをしている方もいます。
そんなコンプレックスを克服し、顔のストレスからサヨナラして顔を上げて歩いて頂きたいと願っています。
自分の顔を好きでいることは、幸せで元気に生きていくうえで、とても大切なことです。
「たかがメイク」ではありません。
顔は自分らしさを表現するもの。
気持ちを左右する、とても大切なもの。
年齢を重ねることを受け入れつつ、メイクの腕を磨き、
メイクを楽しみ、元気に生きてゆく女性がますます増えていくと、
私はうれしい!